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初期研修
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各診療科カリキュラム

循環器内科カリキュラム

臨床医の基礎として、循環器内科での研修期間に身につけてもらいたいこと

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急性心筋梗塞、肺血栓塞栓症、大動脈解離の3大胸痛疾患、発作性上室性頻拍などの頻脈、完全房室ブロックなどの徐脈、心不全の急性増悪は緊急を要する事が多く、急性期の診断能力を身につける。さらに弁膜症、心筋症、心筋炎、末梢動脈疾患の診断と治療を学ぶ。心疾患の問診、冠動脈危険因子の改善指導も必要である。心電図、負荷心電図、ホルター心電図、心エコー、冠動脈CT、心臓核医学検査、心臓カテーテル検査の基礎を学び検査参加を求める。月水金のカンファレンスでは、カテーテル、新入院、重症症例について検討する。木の回診では、単なる急性期医療に留まらず、リハビリテーション、退院を含めた総合的なチーム医療を実践している。

 廣井

呼吸器内科カリキュラム

豊富な症例数から、結核を含む感染症・肺がん・呼吸不全など幅広い呼吸器疾患を診療できる

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主要症候である咳嗽・喀痰、呼吸困難、胸痛、喀血などに対する的確な診察方法を学ぶ。肺炎、肺がん、喘息、COPD、間質性肺炎など代表的な呼吸器疾患に関する必要な知識を習得するとともに、胸部レ線・CT の読影を基

本に、鑑別診断の手順、各種検査の方法と結果の解釈、そして適切な治療法を修得する。担当患者のそれらの所見をまとめ、週2 ~ 3 回行われるカンファレンスにおいて適切なプレゼンテーションが出来ることを目標にする。急性呼吸不全患者も多いため、気管内挿管や人工呼吸管理、胸腔穿刺などの手技も経験することが可能である。さらに、卒前教育では学ぶ機会の少ない結核患者の診療を実際に経験できるのも大きな特徴である。

 杉山

消化器内科カリキュラム

患者の視点に立った全人的な医療の提供、消化器病全般の知識と技能の習得、質の高い医療の実践

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当科では消化管疾患、肝臓疾患、胆膵系疾患、消化器がん薬物療法にわたる消化器病全体の研修が可能である。臨床・研究の各専門領域に習熟した上級医(医師、フェロー)の指導の下、後期研修医は入院・外来・救急診療における診断・治療方針の決定・その遂行に第一線で当たっている。初期研修医はそれらチームの一員として疾患を幅広く経験し、診療技術を習得していく。目標として、(1)各疾患の病態生理、治療の基本から最先端までの理解、(2)内視鏡・超音波など各種検査の適応や特徴的な所見の習得、(3)カンファレンスや抄読会を通じ、臨床における疑問点の解決方法やEBM の考え方の習得、が挙げられる。

 

秋山・柳瀬

 

腎臓内科カリキュラム

内科臨床の基本から腎臓・透析領域の高度医療まで、秀逸な臨床医に必要なすべてを研修できる!

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まず内科臨床の基本(患者に対する接遇、問診、診察、臨床的問題点の整理等)を徹底して指導。専門的には、糸球体腎炎やネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全、透析導入、糖尿病性腎症、腎間質障害、電解質異常など幅広く研修。透析室での維持透析導入、緊急透析のほか、病理との合同腎生検カンファランスにも参画。必要に応じCV 挿入、胸腔穿刺など様々な実技も履修。腎臓内科は他の内科系領域との接点が多いので、専門領域だけでなく一般内科医としての素養も十分培える。臨床カンファランス/回診や抄読会以外に、勉強会、地域内での研究会・講演会が数多く企画され、腎臓学全般についてしっかり研鑽できるプログラムとなっている。

 日ノ下

糖尿病内分泌代謝科カリキュラム

糖尿病を中心として内分泌代謝疾患の診断、治療、マネージメントを学び、臨床研究に親しむ

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当科での初期研修の目的は、内分泌代謝疾患全般について診断、治療、マネージメントを学び、実践的な力をつけることである。特に、糖尿病は生活習慣病の一つとして重要な疾患であり、種々の合併症をきたし、他の生活習慣病を伴うことも多い。初期研修では、糖尿病とともに脂質異常症、肥満、内分泌疾患、電解質異常などについても研修する。症例検討会、抄読会に参加し症例や疾患に対する理解を深め、生活習慣病教室などの患者教育により慢性疾患のマネージメントについて学ぶ。また、臨床研究や研究所との共同研究に触れることもできる。重要な症例や臨床課題について積極的に検討に参加し研究会や学会での発表を期待する。

 梶尾

血液内科カリキュラム

国内有数の豊富な症例数と多様な症例を通して、医師に必要な基本的臨床能力を身に付ける

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血液疾患は全身疾患であり、内科医としての総合的な力量が要求される。様々な造血器腫瘍、造血障害、止血血栓などの血液疾患を広く経験し、鑑別診断および治療を行い、免疫抑制状態での全身管理を遂行できる医師を養成する。

代表的な血液疾患の鑑別診断ができる。
  • 血算および自ら目視した血液像を解釈できる。
  • 骨髄穿刺、生検ができる。
  • 代表的な血液疾患の疾患概念と特徴を理解し診断できる。

血液疾患に対する基本的な治療ができる。

  • 化学療法を理解し遂行できる。
  • 合併症に対する支持療法を遂行できる。
  • 免疫不全における感染症をマネジメントできる。
  • 適切な輸血療法を行える。

 中村文彦

膠原病内科カリキュラム

全身性疾患であるリウマチ・膠原病の研修は、総合的内科診療の視野が身につき、将来あらゆる分野に役立つ

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当科で入院治療するリウマチ・膠原病の症例数は、全国でも有数で、難治例や急性病態の紹介が多いことも特徴的である。疾患群の総称である膠原病は、全体として希少でなく、関節リウマチは日常疾患ともいえる。さらに熱、筋関節症状、または臓器障害をみた初診医が“ 膠原病かもしれない” と思う機会は、膠原病の実数よりも遙かに多いので、膠原病科での診療は、総合内科的な考察が多くある。病巣や原因を特定しにくい熱性病態に出会ったとき、膠原病であるかないかの初期判断は診断の早道である。多臓器の障害の関連を分析するときも、膠原病の診療経験を役立てることができる。どの内科分野に進む人にも、当科の研修が意義あるものと信じている。

 金子礼志

神経内科カリキュラム

神経学を知る、神経学に親しむ、そして、神経学を楽しむ

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神経学の知識をより正確にし、臨床経験をとおして神経学の美しさにふれる。脳梗塞・てんかん発作・脳炎髄膜炎など急性期疾患を中心に入院症例を担当。神経学的診察法・腰椎穿刺など必須手技を学び、画像読影・脳波判読の指導を受ける。病型に基づく脳梗塞治療選択や説明の仕方を学び、院内外との連携・ADL を上げる実践的方法・家族や社会との関わりについても学ぶ。研修医当直従事中に神経系救急疾患について神経系当直医の指導を受け診療する。重要症例を院内外の研究会・学会へ発表。

  • 画像カンファ:毎朝
  • ストローク・カンファ、リハビリ・カンファ、脳波判読会:週一回
  • 神経放射線カンファ:月一回
  • 剖検症例の脳組織切り出し:不定期

 竹内

感染症内科統合カリキュラム

医師として必須の、感染症診療の原則を身につける

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感染症は、市中感染症(輸入感染症を含む)、院内感染症、免疫不全者の感染症として、多くの診療分野でも診断治療にかかわる。こうした感染症診療を行う上で必要な、内科の一般診療の知識とともに、感染症の診断、治療、感染対策の論理的な考え方や実践をベッドサイドでの研修を通して習得することを目標とする。 期間は6 週間で、総合感染症科およびエイズ治療開発センターの入院症例をそれぞれ担当する。日常業務として、microbiology round と入院症例プレゼンテーションを日々行い、その際に到達状況を確認する。

 大曲

感染症内科(ACC)カリキュラム

HIV 診療を通し、感染症診療における系統だてた鑑別診断および治療法選択の考え方を学ぶ

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ACC は国とHIV 訴訟原告団との間の和解を受け、薬害被害者救済の一環として平成9 年に設立された。HIV 入院患者数、外来通院患者数ともに日本最大規模であり、夜間休日をふくめ、24 時間、HIV 感染症に対する高度かつ最先端の専門医療を行っている。ACC における臨床研修の特色は、免疫不全宿主に見られる多様な日和見疾患に加え、免疫不全を背景として発症しうる一般感染症全般についても学ぶことが出来る点である。HIV 診療は非常に専門性の高い分野であるが、問題が多臓器に渡る多種多様な疾患に遭遇するため、感染症のみならず、広く内科全般の知識を深めると同時に、系統だった内科診療の考え方を学ぶことができる。

 

岡・菊池

 

感染症内科(DCC)カリキュラム

医師として必須の、感染症の診かたを身につける

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感染症は、市中感染症(輸入感染症を含む)、院内感染症として、多くの診療分野でも診断治療にかかわる。こうした感染症診療を行う上で必要な、内科の一般診療の知識とともに、感染症の診断、治療、感染対策の論理的な考え方や実践をベッドサイドでの研修を通して習得することを目標とする。期間は6 週間で、感染症内科入院症例を通して行う。日常業務として、microbiology round と入院症例プレゼンテーションを日々行い、その際に到達状況を確認する。

習得目標:
  • 適切な症例プレゼンテーションの実施
  • 論理的な診療記録の記載
  • 発熱患者の診療に対する考え方の理解
  • 各種抗微生物薬の特性の理解
  • 感染症の治療評価方法の理解
  • グラム染色の的確な実施、解釈
  • 感染症に関する検査の適切な理解、抗菌薬の選択
  • 感染対策の理解と実践

 大曲

総合診療科カリキュラム

診断が確定されない段階で診療を行う機会が豊富にある

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外来診療と入院診療の両方を行う。ほとんどの患者は当科が関わる時点で主病態に対する診断が定まっておらず、これが当科の際立った特徴である。診断が確定されない段階でも精度の高い診療を行えるようになることを目標とする。どんな症状、診療領域、経緯、社会背景であっても、病態や診断名が不明確な患者にひとまず対応し、診察・精査によってそれらが確定していくプロセスを十分に経験するために必要とされる知識・知恵・技術・態度・コミュニケーションスキルを、(各論的なレクチャーや教育コンテンツなどではなく)業務の中で身につけることが研修の中核である。当科の財産は、指導医との十分な対話・ディスカッションにあるといえる。

 國松

救急科カリキュラム

救急科初期診療ことはじめ -救急患者の初期診療に必要なアプローチ法を身につける-

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  • 救急患者の状態を把握し、不安定な場合には呼吸・循環を安定化する能力
  • 一見安定化しているように見えて、実は重篤である(もしくは後に重症化する)症例を見逃さない能力
上記二つ能力の養成を6 週間の主たる目標とする。当院は年間約11000 台の2・3 次救急搬送を受け入れ、多種多様な救急患者が来院するが、当科の研修はこういった救急搬送患者の初期診療を行う事が中心となる。一般化された救急初期診療のアプローチ法を用いて数多くの症例を経験し、ベッドサイド及び外来カンファレンスにて上級医からフィードバックを受け、更に高規格マネキンを用いた初期診療シミュレーション講習を定期的に受講することで上記2 目標の達成を目指す。また希望者には外因性疾患を中心とした病棟管理や集中治療を3 週間経験できる。

 小林憲太郎

一般・腹部外科カリキュラム

プライマリ・ケアを身につけ、一般外科のみならず外科系他科を目指す場合の基礎を学ぶ

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このカリキュラムではコアプログラム6週は外科にて清潔操作、創傷処置の基本・周術期の全身管理・手術適応の考え方などの基礎的な事項を学ぶ。外科選択の6週は、コアプログラム研修で不足した消化器外科各グループ(上部、下部、肝胆膵、乳腺内分泌)における専門的な内容を履修し、外科専門医取得に必要な疾患と手術を担当する。この外科選択の研修はレジデント研修(外科、心臓血管外科、呼吸器外科)の1~2年間を加えたローテーションにより、外科専門医必要症例数のほぼ100%が確保できるようにローテーションを組むことも可能である。

 矢野秀

心臓血管外科カリキュラム

外科医にとって必要な血管操作・重症症例管理・チーム医療を知り、そして学ぶための研修として

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心臓血管外科は外科学の中でもとりわけ機能外科であり、失われた機能を手術によって回復させることを主眼としている。そのための術前診断、手術適応、集学的治療体系的の学習に重点を置き、手術手技と周術期管理にチームの一員として参加する、臨床経験に重点をおいた研修となる。心臓血管外科だけでなく、全てのジャンルの外科を目指す研修医にとって、基礎となる血管の扱い方を習得でき、開胸操作や小血管手術は習熟の程度により術者として経験することができる。外科医療に必須であるチームとしての医療の大切さを経験し、その重要性を認識できるように臨床研修指導を行っている。

 宝来

呼吸器外科カリキュラム

オールマイティーな呼吸器外科医養成を目標としつつ、まずはその基礎をつくる初期研修

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呼吸器外科医が扱うべき全ての疾患に対して、その診断治療をするための十分な知識と技量を兼ね備える呼吸器外科医養成の基礎をつくる初期研修。肺癌、縦隔腫瘍以外にも結核、非結核性抗酸菌症、真菌症、膿胸等、感染性疾患の手術症例を経験することができる。術式は完全胸腔鏡下の肺葉切除や区域切除から拡大手術まで幅広く行っている。特に肺癌は手術のみではなく毎週行われる呼吸器内科・放射線科との3科合同カンファレンスで集学的治療も習得できる。胸部外傷の緊急手術も経験する。手術には助手として参加し、切開・縫合・結紮などの基本的な技術を習得する。気胸や肺部分切除などは習熟の程度により術者を経験することができる。

 喜納

脳神経外科カリキュラム

神経疾患の病態を理解しその診断と治療を基礎から学ぶーそして実力のある脳神経外科専門医をめざそう!

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当科はナショナルセンターおよび特定機能病院としてあらゆる中枢神経系疾患に対して積極的に対応している。救命救急センター併設のため、重篤な脳血管障害や頭部外傷などの比率が高いが、従来より脳腫瘍に対しては手術・放射線・化学療法などあらゆる治療体制が整っている。海外との交流も多く国際的な感覚を持つ人材育成にも重点をおいている。
年間手術件数は約300 件で、症例に応じて血管内治療も積極的に行っている。特に最近では脳梗塞超急性期の血栓回収術も科を挙げて積極的に取り組み良好な成績を得ている。当科は日本脳神経外科学会の基幹施設として認定されており、総合力に富んだ当院での初期・後期研修を経て是非とも実力のある脳神経外科専門医を目指して欲しい!

 原徹男

泌尿器科カリキュラム

尿路性器系疾患に対する基本的知識の習得と診断、治療における初期診療の研修

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腎、尿路系疾患、前立腺を中心とした排尿疾患、悪性腫瘍の治療、副腎、性腺系疾患の診断から治療まで、手術治療、化療、放射線等総合的に行っている。これらの基本的知識の習得とプライマリーケア、実践的診療手技の研修を行う。当科の特徴としては副腎疾患の治療、腎癌に対する腎部分切除術、膀胱尿管部分切除術など臓器温存治療、回腸利用尿路再建等、患者のQOL を重視して以前から診療に取り組んできたことがあげられる。初期研修カリキュラムは、泌尿器科専門医をめざす場合は臨床研修2 年間のうち基本的に24 週間を選択できるが、多様な組み合わせの研修コースにも対応が可能である。

 久米

麻酔科カリキュラム

多彩な手術術式の麻酔・合併症・緊急手術管理を経験し、全身管理の基礎をしっかり習得

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麻酔科研修は、生理学、薬理学等の基礎医学から、ペインクリニック、集中治療医学など幅広い麻酔科の知識と技術を知ることを目標とする。呼吸循環管理、疼痛管理、救急蘇生、栄養代謝管理などの全身管理ができる知識と、静脈確保、気道確保・気管挿管、腰椎穿刺などの必須手技を習得することができる。本院は、低侵襲手術から高侵襲手術までのあらゆる手術術式・緊急手術症例管理、合併症を有する患者管理を経験でき、麻酔科研修施設としての教育環境は極めて優れている。希望があれば、ペインクリニック外来診療への参加、ICU における重症例の管理に参加し、臨床研究への参加や学術集会における発表を行うことも選択可能である。

 前原

皮膚科カリキュラム

頻発皮膚疾患の一般的知識を修得し、基本的な皮膚科的手技をマスターすることを当面の目標とする

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皮膚科専攻を希望する初期研修医の場合、コアプログラム以外の36 週の内、6 週を内科選択、30 週を皮膚科研修にあてる。皮膚科専従の30 週で幅広い皮膚疾患を網羅することは困難であるため、まず頻発皮膚疾患についての診断・治療・生活指導を行い得る知識を修得し、手技的にも基本的なものに限定して完璧にマスターすることを当面の目標とする。この後、3 年間の後期研修によりさらに皮膚疾患への知識を網羅し、より専門的な手技を修得していく。当院は日本皮膚科学会認定専門医主研修施設(新専門医制度施行後は基幹施設)であり、初期研修開始時に日本皮膚科学会に入会すれば、当院での研修のみの最短5年で皮膚科専門医取得が可能である。

 玉木

整形外科カリキュラム

整形外科の基礎を学び、外傷の初期治療から基本的な手術手技、術前術後の管理を習得する

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筋骨格系の外傷や変形に起因する疾患群は一般臨床の場で頻繁に遭遇するが、これらのプライマリーケアから専門的な治療までの過程を通して、基礎的知識と診療手技を習得するのが目的である。年間約600 件の手術を行っており、専門性の高い人工関節手術を始め、骨折の内固定手術から関節鏡視下手術までその種類は多岐にわたる。研修医は入院患者を担当し、専門医の指導の下、手術を始め骨折のギプス固定や脱臼整復などすべての治療に参加する。週1 回研修医を対象に基礎的な整形外科知識についてマンツーマンの指導をしている。研修期間中に可能な限り小手術を執刀し、教育的な症例に関して他施設との合同研究会でプレゼンテーションを担当する。

 桂川

眼科カリキュラム

将来、眼科疾患と関連深い専門科を目指す研修医や眼科専門医志向者のためのプログラム

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将来他科を志望する研修医を対象にした、6 週間の選択カリキュラムである。特に、脳神経疾患に伴う眼疾患、HIV 関連の眼感染症、眼窩底骨折、甲状腺眼症、自己免疫疾患に伴うぶどう膜炎、糖尿病網膜症、高血圧性網膜症等について他科と連携して治療に取り組めることを目標としている。さらに、眼科専門医志向者用には最長24 週間のカリキュラムが用意されており、日本眼科学会専門医制度の研修カリキュラムに準拠している。具体的には、細隙燈顕微鏡と倒像鏡の扱いを修得し患者の診察を単独で行えることを目標とする。また希望者は、豚眼を使った手術研修や3D ハイビジョンシステムを使った手術教育の体験が可能である。

 八代

耳鼻咽喉科カリキュラム

耳鼻咽喉科領域の知識や技術の習得にとどまらず、 医師としての基本的な資質も身につける

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耳鼻咽喉科は耳、鼻、口腔・咽頭、喉頭、気管、食道、頭頸部と広範囲の領域の多彩な疾患について、新生児から老人まで診療する科である。6 週間カリキュラムは将来他科を志望する研修医が耳鼻咽喉科領域の基礎的事項を学ぶ事を中心とし、24 週間カリキュラムは専門医を目指す研修医が耳鼻咽喉科診療の基礎的技術を身につける内容となっている。単に知識や技術の習得にとどまらず、患者と接する医師としての基本的な資質も身につける。外来や病棟での診療に加え、多くの手術に参加する事で耳鼻咽喉科・頭頸部外科の臨床経験を積む。カンファレンス、抄読会、症例検討会などを通して最新の知識の習得にも努め、学会発表も積極的に行う。

 田山

形成外科カリキュラム

形成外科では皮膚創傷の取り扱いの基礎や、手技の基本を身につけることを目的にした研修

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形成外科は手術による治療に重点が置かれているが、難治性潰瘍や褥瘡といった皮膚や軟部組織の保存的な創傷治療についても学んでもらう。指導医と共に外来診療(顔面を始めとする皮膚外傷一般の縫合処置などを含む)、病棟業務、手術等すべてに参加してもらって外傷の初期治療の基本や皮膚潰瘍、褥瘡をふくむ皮膚欠損創の取り扱い、形成外科診療に必要な基本的知識、手術手技を修得する。形成外科コースを志望した場合は計4 クール以上形成外科研修を行う。そのクールごとに段階的に専門的な形成外科医としての知識及び手術における基本的技術を広げていく。研修2 年目で履修する際には指導医の監督下に実際に術者になって手術を行うこともある。

 松林

リハビリテーション科カリキュラム

脳神経・運動器・循環・呼吸・嚥下機能まで広く総合的に診て改善を目指す

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リハビリテーション医学では、中枢神経系の可塑性や、運動機能の改善、心臓から末梢血管までの循環機能、呼吸機能、嚥下機能などに対応している。リハビリテーションは後遺症に対する訓練ではなく、急性期病院においても、この多病時代の患者を総合的に診てさまざまな治療手段を導入することができ、内科疾患・外科疾患の予後の改善に関与することが出来る。研修面では、当院では他のリハ指導施設と比べても特に多彩な症例の経験が可能であり、臨床指導のみならず、研修医の臨床研究もサポートしている。新宿区の地域医療との連携も密であり、院内・院外両方のチーム医療を体験することが出来る。

 藤谷

小児科カリキュラム

こどもの「総合診療医」を育成する初期臨床研修プログラム

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小児を診療する能力は、将来どのような分野を専門としても必要な能力であり、初期臨床研修期間に十分な小児科研修を積む事は望ましい。小児科重点コースはこどもの「総合診療医」を育成するためのプログラムとして、子ども特有の疾患や種々の先天異常を経験し、頻度の高い感染症・けいれん・喘息や、悪性腫瘍・重症新生児・脳症・心筋炎・救急疾患などの診断・治療を経験する。その中で、小児診療に必要な知識・技能・態度を修得し、正常な成長・発達と異常に関する基本的特性や子どもの心身の特性を知り、身体的状態と心理的状態を考慮した診療態度を身につけ、併せて養育者の心配・育児不安などを受け止める態度を修得することを目標とする。

 七野

産婦人科カリキュラム

将来産婦人科を専攻しようとする研修医を対象とし、24 週間の産婦人科研修を行うプログラム

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24 週間の研修のうち、産婦人科を最初にローテーションし、産婦人科への興味を深める。上級医がマンツーマンで指導を行うことにより、基本的な産婦人科診察法を身につける。婦人科入院患者に対しては上級医とともにチームを作り、受持医の一員として患者の診療にあたる。婦人科腫瘍学、生殖医学、周産期学、女性ヘルスケアについてバランスよく学ぶことが可能である。産婦人科ローテーション中は、月5 ~ 6 回の産婦人科副当直を勤めることにより産婦人科救急疾患の診断治療に習熟する。研修終了時には開腹による良性附属器腫瘍などの執刀者となるほか、正常分娩の立ち会いができるようになる。また、自験例の症例報告や臨床統計に関する学会発表を行う。

 矢野哲

放射線科カリキュラム

放射線科における基礎的事項を修練するとともに、画像診断検査の基本を習得する

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放射線科は全身臓器を対象とし、診断から治療に至るまで多岐にわたる診療を行なっている。放射線診断、核医学、放射線治療の三つの分野から構成され、初期臨床研修期間においても上述した三つの診療科のローテーションが可能である。本プログラムでは、初期研修医として必要とされる放射線医学の基礎的な修練を行うとともに、臨床各科の診療において必要となる画像診断分野の基礎的事項の修得に努める。各種モダリティにおける基本的検査手技、読影手法、検査の適応や鑑別診断の考え方なども実地指導やカンファレンスを通じて指導していく。放射線治療分野における悪性腫瘍に対する治療計画等の実地研修も希望により実施できる。

 田嶋

病理診断科カリキュラム

将来臨床各科の専攻を希望する者にも、病理学専攻を希望する者にも必須と思われる病理学の基礎知識の習得を

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24 週間の選択カリキュラムは病理専門医を目指す研修医のためのもので、臨床医学としての病理学( 外科病理学) を根本的に理解することを重点に研修を行う。実際の業務を通じて、検体取り扱いの基本、所見のとり方、診断にいたる文献参照のコツ、学会発表などの指導が行われ、以後の病理研修継続に資するものである。6 週間のローテートカリキュラムは、他のコースを選択した研修医にも短期の病理研修を可能としたものである。希望に応じ将来病理科選択も検討にいれている研修医には全般的な基礎を、将来他科を専門とする研修医には今後の専門に応じた臓器の知識を得ることを中心した研修を行い、病理学に理解のある臨床医の育成を目標とする。

 猪狩

精神科(センター病院)カリキュラム

患者に耳を傾け、患者に寄り添い、心身両面からの視点を忘れない臨床医の基本姿勢を養成する

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統合失調症、気分障害、ストレス関連障害、認知症など主要な精神疾患の診療だけでなく、コンサルテーション・リエゾン活動を行っており、せん妄、自殺未遂、症状精神病、身体疾患による精神的苦痛を抱えた患者、精神疾患と身体疾患の合併のために他院で対応困難とされた患者など、幅広く豊富な症例と向き合っている。本カリキュラムにより、精神症状の捉え方の基本を身につけ、主要な精神疾患の病態と治療法を学ぶことができる。さらに、患者としっかり向き合う時間を持ち、家族や多職種スタッフや他科などと積極的に連携したチーム医療を経験することで、患者の人権を尊重し、倫理的配慮を怠らず、全人的医療を行うといった姿勢を身につける。

 今井公文

精神科(国府台病院)カリキュラム

精神科救急と身体合併症治療を軸として、先進的な精神科診療の実際を総合的に経験する

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千葉県の精神科救急基幹病院に指定されており、積極的に精神科救急及び身体合併症の診療に当たっている。経験できる症例は豊富であり、救急対応から急性期治療、さらには回復期から退院に向けての支援までの様々な局面の診療を経験することが重要と考えている。すべての局面において、多職種の医療スタッフによるチーム医療を実践しており、種々のカンファレンスや地域のスタッフも交えたケア会議などを通じて、チーム医療の重要性を経験して欲しい。重症精神疾患に対する治療であるクロザピン治療や電気けいれん療法も積極的に行っている。また、精神科リエゾンチームによる他科入院患者の精神科的問題に対する対応も経験できる。

 早川

総合内科(国府台病院)カリキュラム

臓器別にあまりとらわれずに診療し、精神疾患の経験も積める総合内科

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国府台病院では、消化器内科と心療内科以外の内科はゆるやかに統合されて一つの内科として診療に当たっている。センター病院からの研修医は主に総合内科、糖尿病・内分泌、リウマチ・膠原病の患者を担当する。内科系研修医にとっては臓器別ではなく総合的に診療する経験を積んでもらう機会となり、内科系以外の研修医には何科に行っても必要となる糖尿病などのよくある病気のマネジメントを経験する機会となっている。また当院は前身が精神神経センターだったため、内科でも統合失調症などの精神疾患の合併患者が多く、また認知症やせん妄に対するリエゾンチームもあり、本邦で数も重要性も大きくなっている精神疾患の研修にもなる。

 酒匂