NCGM_kouki2016
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血液内科レジデントプログラム膠原病科レジデントプログラム募集定員 2名募集定員 2名プログラム責任者 萩原 將太郎プログラム責任者 三森 明夫国内有数の豊富な血液疾患症例を通して、高度な臨床能力と研究能力を持つ医師を育成する膠原病診療の専門家として次世代を指導する医師を育成する。臨床研究、症例報告も盛んに行なっている● 診療科の概要 ●血液疾患は全身疾患であり、内科医としての総合的な力量が要求される。当科の研修では、免疫抑制下での高度な全身管理を学びつつ、造血器腫瘍、造血障害、止血血栓などの血液疾患を広く経験し、診断および治療を身に付ける。その上で、造血幹細胞移植をはじめとする高度医療を実施できるように修練する。また、前向き臨床試験、後方視的解析方法など臨床研究のための方法論を学び、実際に研究を立案し遂行するための素養を身に付ける。● 研修内容と到達目標 ●基本的な診察技術、エビデンスの収集と吟味による診断と治療方針の立案・遂行ができるようになる。化学療法の基礎と実践、同種および自己造血幹細胞移植が行えるようになる。また、臨床研究、トランスレーショナルリサーチの方法を学び実践力を身に付ける。● 研修終了後の進路 ●当科フェローとしてトレーニング継続、当センター研究所研究員、大学院進学など、個人の希望に応じてできる限り支援する。● 診療科の概要 ●リウマチ膠原病領域は、専門家が不足している。一方、関東には膠原病科をもつ施設が集中している。この状況が当科での研修の利点となっており、他の専門施設で即日対応できない急性期患者の入院依頼が恒常的にあり、それらの施設と合同の研究会も多い。当科で研修した医師達は、母校の病院に戻ったとき指導医として期待されており、臨床経験に対する信頼は高い。当科の学会発表は症例の豊富さに定評がある。● 研修内容と到達目標 ●リウマチ膠原病と炎症性疾患すべての診療に習熟することを目指し、それに見合う症例数がある。感染症の経験数も多い。症例検討会で報告し、学会で症例分析と集計検討の発表し、論文投稿の順で経験を積むことを、指導責任として実行している。希望者は、研究所との共同で実験研究も行ない、論文完成までを目標としている。● 研修終了後の進路 ●殆どが大学院または大学入局(多い順に;東大、筑波大、順天堂、阪大、次いで神戸大・大分大・埼玉医大・防衛医大が各1人。左記は母校とは限らず、過去35人の出身は23大学)、ほかは当科常勤医として残留。病棟担当医として、多様な血液疾患の診療に従事し、化学療法の基本を学ぶとともに造血幹細胞移植など細胞治療を経験する。原則として外来診療は行わないが、外来検査及び処置手技は実施し、血液内科医・腫瘍内科医としての基礎を身につける。学会発表、ケースレポートなどを行う。意欲があれば、国際学会での発表を目指す。直接の担当医または研修医の中間指導医として、診療経験を積む。回診を週2回、チャートラウンド週3回、文献抄読会は週2回行なっている。他施設との症例検討会、学会(おもに日本リウマチ学会)で、全員が発表する目標がほぼ実行されている。症例報告を担当したレジデントが、そのテーマを学会報告、論文投稿に繋げるよう配慮している。病棟担当医であると共に指導医として病棟に勤務する。2年目からは外来診療を開始する。2年目以後は他科からのコンサルテーションを受け指導医とともに対応する。2年目以後は、個別のテーマに沿った臨床研究の研究計画を立案する。また、研究所の関連研究室において基礎的研究に着手する。日本内科学会認定内科医の資格を取る。研修医の中間指導医として、診療経験を積む。学会と論文発表を科長・医長・医員が援助・指導する。実験研究の希望には、在籍年数によらず応じる。レジデントによる論文報告は、これまで2年次で実現した例が多い。2010年以後に当科から報告した英文誌は41報あり、スタッフのうち14人が筆頭者として執筆した。チーフレジデントとして後進の指導を行う。病棟のマネジメントにも関わってゆく。他科からのコンサルテーションを受け広く血液学的諸問題に対応できる経験を積む。臨床研究や基礎研究を遂行し国内外の学会にて研究成果を発表する。3年間で最低1報の原著論文を作成する。2年次と同様であるが、とくに臨床研究について、科として援助・指導に努める。当センターはリウマチ学会教育認定施設であり、5年在籍すれば(前期研修期間、ほかの認定施設での年数も含めてよい)、リウマチ学会専門医を取得できる。1年目1年目3年目3年目2年目2年目問い合わせ先:三森明夫(膠原病科長)連絡先メールアドレス:amimori@hosp.ncgm.go.jp問い合わせ先:萩原將太郎(血液内科長)連絡先メールアドレス:shagiwar@hosp.ncgm.go.jp08

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