NCGM_syoki2016
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循環器内科選択カリキュラム腎臓内科選択カリキュラム消化器内科選択カリキュラム呼吸器内科選択カリキュラム臨床研修指導責任者廣井 透雄循環器内科診療科長臨床研修指導責任者日ノ下 文彦腎臓内科診療科長臨床研修指導責任者栁瀬 幹雄消化器内科診療科長(肝胆膵担当)臨床研修指導責任者秋山 純一消化器内科診療科長(消化管担当)臨床研修指導責任者杉山 温人診療運営管理部門長・呼吸器内科診療科長10臨床医の基礎として、循環器内科での研修期間に身につけてもらいたいこと内科臨床の基本から腎臓・透析領域の高度医療まで、秀逸な臨床医に必要なすべてを研修できる!患者の視点に立った全人的な医療の提供、消化器病全般の知識と技能の習得、質の高い医療の実践豊富な症例数から、結核を含む感染症・肺がん・呼吸不全など幅広い呼吸器疾患を診療できる急性心筋梗塞、肺血栓塞栓症、大動脈解離の3大胸痛疾患、発作性上室性拍などの頻脈、完全房室ブロックなどの徐脈、心不全の急性増悪は緊急を要する事が多く、急性期の診断能力を身につける。さらに弁膜症、心筋症、心筋炎、末梢動脈疾患の診断と治療を学ぶ。心疾患の問診、冠動脈危険因子の改善指導も必要である。心電図、負荷心電図、ホルター心電図、心エコー、冠動脈CT、心臓核医学検査、心臓カテーテル検査の基礎を学び検査参加を求める。月水金のカンファレンスでは、カテーテル、新入院、重症症例について検討する。木の回診では、単なる急性期医療に留まらず、リハビリテーション、退院を含めた総合的なチーム医療を実践している。主要症候である咳嗽・喀痰、呼吸困難、胸痛、喀血などに対する的確な診察方法を学ぶ。肺炎、肺がん、喘息、COPD、間質性肺炎など代表的な呼吸器疾患に関する必要な知識を習得するとともに、胸部レ線・CTの読影を基本に、鑑別診断の手順、各種検査の方法と結果の解釈、そして適切な治療法を修得する。担当患者のそれらの所見をまとめ、週2~3回行われるカンファレンスにおいて適切なプレゼンテーションが出来ることを目標にする。急性呼吸不全患者も多いため、気管内挿管や人工呼吸管理、胸腔穿刺などの手技も経験することが可能である。さらに、卒前教育では学ぶ機会の少ない結核患者の診療を実際に経験できるのも大きな特徴である。当科では消化管疾患、肝臓疾患、胆膵系疾患、消化器がん薬物療法にわたる消化器病全体の研修が可能である。臨床・研究の各専門領域に習熟した上級医(医師、フェロー)の指導の下、後期研修医は入院・外来・救急診療における診断・治療方針の決定・その遂行に第一線で当たっている。初期研修医はそれらチームの一員として疾患を幅広く経験し、診療技術を習得していく。目標として、①各疾患の病態生理、治療の基本から最先端までの理解、②内視鏡・超音波など各種検査の適応や特徴的な所見の習得、③カンファレンスや抄読会を通じ、臨床における疑問点の解決方法やEBMの考え方の習得、が挙げられる。まず内科臨床の基本(患者に対する接遇、問診、診察、臨床的問題点の整理等)を徹底して指導。専門的には、糸球体腎炎やネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全、透析導入、糖尿病性腎症、腎間質障害、電解質異常など幅広く研修。透析室での維持透析導入、緊急透析のほか、病理との合同腎生検カンファランスにも参画。必要に応じ胸腔穿刺や腹腔穿刺など様々な実技を履修。腎臓内科は他の内科系領域との接点が多いので、専門領域だけでなく一般内科医としての素養も十分培える。臨床カンファランス/回診や抄読会以外に、勉強会、地域内での研究会・講演会が数多く企画され、腎臓学全般についてしっかり研鑽できるプログラムとなっている。

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