NCGM_syoki2016
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糖尿病代謝内分泌内科選択カリキュラム産婦人科選択カリキュラム小児科選択カリキュラム神経内科選択カリキュラム臨床研修指導責任者梶尾 裕糖尿病代謝内分泌内科診療科長臨床研修指導責任者矢野 哲中央検査部門長・産婦人科診療科長臨床研修指導責任者七野 浩之小児科診療科長臨床研修指導責任者竹内 壯介神経内科診療科長12糖尿病を中心として内分泌代謝疾患の診断、治療、マネージメントを学び、臨床研究に親しむ将来産婦人科を専攻しようとする研修医を対象とし、24週間の産婦人科研修を行うプログラム「こどもの総合診療医」を育成する初期研修プログラム神経学を知る、神経学に親しむ、そして、神経学を楽しむ当科での初期研修の目的は、内分泌代謝疾患全般について診断、治療、マネージメントを学び、実践的な力をつけることである。特に、糖尿病は生活習慣病の一つとして重要な疾患であり、種々の合併症をきたし、他の生活習慣病を伴うことも多い。初期研修では、糖尿病とともに脂質異常症、肥満、内分泌疾患、電解質異常などについても研修する。症例検討会、抄読会に参加し症例や疾患に対する理解を深め、生活習慣病教室などの患者教育により慢性疾患のマネージメントについて学ぶ。また、臨床研究や研究所との共同研究に触れることもできる。重要な症例や臨床課題について積極的に検討に参加し研究会や学会での発表を期待する。神経学の知識をより正確にし、臨床経験をとおして神経学の美しさにふれる。脳梗塞・てんかん発作・脳炎髄膜炎など急性期疾患を中心に入院症例を担当。神経学的診察法・腰椎穿刺など必須手技を学び、画像読影・脳波判読の指導を受ける。病型に基づく脳梗塞治療選択や説明の仕方を学び、院内外との連携・ADLを上げる実践的方法・家族や社会との関わりについても学ぶ。研修医当直従事中に神経系救急疾患について神経系当直医の指導を受け診療する。重要症例を院内外の研究会・学会へ発表。画像カンファ:毎朝、ストローク・カンファ、リハビリ・カンファ、脳波判読会:週一回、神経放射線カンファ:月一回、 剖検症例の脳組織切り出し:不定期。小児科医師は、専門分野診療に従事する前に「総合診療医」であることが求められる。新生児~思春期の診察ができること、幅広い基礎的な知識、診療手技や態度を身につけることが必須である。このカリキュラムでは、正常小児の身体・精神発達を理解し、しばしば遭遇する小児急性疾患の診断と治療、加えて循環器、重症感染症、脳炎脳症、悪性疾患、小児慢性疾患、重症新生児管理などあらゆる分野の症例を、専門医・指導医のもとで経験する。救急疾患についても基本的な対応能力を得る。指導医とともに、小児と保護者に安心を提供できる医療を円滑に行なえるようになり、将来の小児科専門医を取得する条件を身につけることを目標とする。24週間の研修のうち、産婦人科を最初にローテーションし、産婦人科への興味を深める。上級医がマンツーマンで指導を行うことにより、基本的な産婦人科診察法を身につける。婦人科入院患者に対しては上級医とともにチームを作り、受持医の一員として患者の診療にあたる。婦人科腫瘍学、生殖医学、周産期学、女性ヘルスケアについてバランスよく学ぶことが可能である。産婦人科ローテーション中は、月5~6回の産婦人科副当直を勤めることにより産婦人科救急疾患の診断治療に習熟する。研修終了時には開腹による良性附属器腫瘍などの執刀者となるほか、正常分娩の立ち会いができるようになる。また、自験例の症例報告や臨床統計に関する学会発表を行う。

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