NCGM_syoki2016
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皮膚科選択カリキュラム救急科選択カリキュラム精神科(国府台病院)選択カリキュラム精神科(センター病院)選択カリキュラム臨床研修指導責任者玉木 毅皮膚科診療科長臨床研修指導責任者小林 憲太郎救急科医師臨床研修指導責任者早川 達郎国府台病院精神系統括診療部門長臨床研修指導責任者今井 公文センター病院精神科診療科長13頻発皮膚疾患の一般的知識を修得し、基本的な皮膚科的手技をマスターすることを目標とする救急科初期診療ことはじめ:救急患者の初期診療に必要なアプローチ法を身につける精神科救急と身体合併症治療を軸として、先進的な精神科診療の実際を総合的に経験する患者に耳を傾け、患者に寄り添い、心身両面からの視点を忘れない臨床医の基本姿勢を養成する皮膚科専攻を希望する初期研修医の場合、コアプログラム以外の36週の内、6週間を内科選択、30週を皮膚科研修にあてる。皮膚科専従期間の30週で、幅広い皮膚疾患をすべて網羅することは困難である。従って、まず頻発皮膚疾患についての診断・治療・生活指導を行い得る知識を修得し、手技的にもごく基本的なものに限定して完璧にマスターすることを目標とする。この後、3年間の後期研修によりさらに皮膚疾患への知識を網羅し、より専門的な手技を修得していくことになる。当院は日本皮膚科学会認定専門医主研修施設に認定されており、初期研修開始時に日本皮膚科学会に入会すれば、当院での研修のみの最短5年での皮膚科専門医取得が可能である。統合失調症、気分障害、ストレス関連障害、認知症など主要な精神疾患の診療だけでなく、コンサルテーション・リエゾン活動を行っており、せん妄、自殺未遂、症状精神病、身体疾患による精神的苦痛を抱えた患者、精神疾患と身体疾患の合併のために他院で対応困難とされた患者など、幅広く豊富な症例と向き合っている。本カリキュラムにより、精神症状の捉え方の基本を身につけ、主要な精神疾患の病態と治療法を学ぶことができる。さらに、患者としっかり向き合う時間を持ち、家族や多職種スタッフや他科などと積極的に連携したチーム医療を経験することで、患者の人権を尊重し、倫理的配慮を怠らず、全人的医療を行うといった姿勢を身につける。千葉県の精神科救急基幹病院に指定されており、積極的に精神科救急及び身体合併症の診療に当たっている。経験できる症例は豊富であり、救急対応から急性期治療、さらには回復期から退院に向けての支援までの様々な局面の診療を経験することが重要と考えている。すべての局面において、多職種の医療スタッフによるチーム医療を実践しており、種々のカンファレンスや地域のスタッフも交えたケア会議などを通じて、チーム医療の重要性を経験して欲しい。重症精神疾患に対する治療であるクロザピン治療や電気けいれん療法も積極的に行っている。また、精神科リエゾンチームによる他科入院患者の精神科的問題に対する対応も経験できる。①救急患者の状態を把握し、不安定な場合には呼吸・循環を安定化する能力、②一見安定化しているように見えて、実は重篤である(もしくは後に重症化する)症例を見逃さない能力、の養成を6週間の目標とする。当院は年間約11000台の2・3次救急搬送を受け入れ、多種多様な救急患者が来院するが、当科の研修はこういった救急搬送患者の初期診療を行う事が中心となる。一般化された救急初期診療のアプローチ法を用いて数多くの症例を経験し、ベッドサイド及び外来カンファレンスにて上級医からフィードバックを受け、上記2目標の達成を目指す。またO-the-job trainingとして初期診療シミュレーション指導を定期的に受ける事ができる。さらに、12週間の研修では、病棟での患者管理や集中治療を3週間経験できる。

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