NCGM_syoki2016
17/24

16麻酔科選択カリキュラム耳鼻咽喉科選択カリキュラム病理診断科選択カリキュラム形成外科選択カリキュラム総合内科(国府台病院)カリキュラム臨床研修指導責任者前原 康宏麻酔科診療科長麻酔科研修は、生理学、薬理学等の基礎医学から、ペインクリニック、集中治療医学など幅広い麻酔科の知識と技術を知ることを目標とする。呼吸循環管理、疼痛管理、救急蘇生、栄養代謝管理などの全身管理ができる知識と、静脈確保、気道確保・気管挿管、腰椎穿刺などの必須手技を習得することができる。本院は、低侵襲手術から高侵襲手術までのあらゆる手術術式・緊急手術症例管理、合併症を有する患者管理を経験でき、麻酔科研修施設としての教育環境は極めて優れている。希望があれば、ペインクリニック外来診療への参加、ICUにおける重症例の管理に参加し、臨床研究への参加や学術集会における発表を行うことも選択可能である。多彩な手術術式の麻酔・合併症・緊急手術管理を経験し、全身管理の基礎をしっかり習得臨床研修指導責任者田山 二朗耳鼻咽喉科診療科長耳鼻咽喉科は耳、鼻、口腔・咽頭、喉頭、気管、食道、頭頸部と広範囲の領域の多彩な疾患について、新生児から老人まで診療する科である。6週間カリキュラムは将来他科を志望する研修医が耳鼻咽喉科領域の基礎的事項を学ぶ事を中心とし、24週間カリキュラムは専門医を目指す研修医が耳鼻咽喉科診療の基礎的技術を身につける内容となっている。単に知識や技術の習得にとどまらず、患者と接する医師としての基本的な資質も身につける。外来や病棟での診療に加え、多くの手術に参加する事で耳鼻咽喉科・頭頸部外科の臨床経験を積む。カンファレンス、抄読会、症例検討会などを通して最新の知識の習得にも努め、学会発表も積極的に行う。耳鼻咽喉科領域の知識や技術の習得にとどまらず、 医師としての基本的な資質も身につける臨床研修指導責任者松林 薫美形成外科診療科長形成外科は手術による治療に重点が置かれているが、難治性潰瘍や褥瘡といった皮膚や軟部組織の保存的な創傷治療についても学んでもらう。指導医と共に外来診療(顔面を始めとする皮膚外傷一般の縫合処置などを含む)、病棟業務、手術等すべてに参加してもらって外傷の初期治療の基本や皮膚潰瘍、褥瘡をふくむ皮膚欠損創の取り扱い、形成外科診療に必要な基本的知識、手術手技を修得する。形成外科コースを志望した場合は計4クール以上形成外科研修を行う。そのクールごとに段階的に専門的な形成外科医としての知識及び手術における基本的技術を広げていく。研修2年目で履修する際には指導医の監督下に実際に術者になって手術を行うこともある。形成外科では皮膚創傷の取り扱いの基礎や、手技の基本を身につけることを目的にした研修臨床研修指導責任者猪狩 亨中央検査科長・臨床病理室医長24週間の選択カリキュラムは病理専門医を目指す研修医のためのもので、臨床医学としての病理学(外科病理学)を根本的に理解することを重点に研修を行う。実際の業務を通じて、検体取り扱いの基本、所見のとり方、診断にいたる文献参照のコツ、学会発表などの指導が行われ、以後の病理研修継続に資するものである。6週間のローテートカリキュラムは、他のコースを選択した研修医にも短期の病理研修を可能としたものである。希望に応じ将来病理科選択も検討にいれている研修医には全般的な基礎を、将来他科を専門とする研修医には今後の専門に応じた臓器の知識を得ることを中心した研修を行い、病理学に理解のある臨床医の育成を目標とする。臨床志望者にも病理志望者にも必要な病理学の基礎知識の習得臨床研修指導責任者栁内 秀勝国府台病院医療教育・臨床研究支援部門長 総合内科診療科長臓器別診療科の垣根を越えたチーム診療を研修できる総合内科(4週間)を研修するカリキュラムである。統合内科は、一般内科(総合内科)、糖尿病・内分泌、呼吸器、リウマチ・膠原病、循環器、神経内科医師が一同に集まってカンファレンスを行うなど、各専門医が協力して診療にあたっており、全人的かつ総合的な医療を展開している。ローテーション中、研修医は総合内科、糖尿病・内分泌、リウマチ・膠原病、神経内科の患者を担当し診療にあたる。さまざまな診療科の医師の視点が集まった診療ができることを研修医の教育に活かしている。また、コモンな急性疾患および慢性疾患を経験できるのも、このカリキュラムの特徴である。臓器別診療科の垣根を越えた質の高いチーム診療を研修できる総合内科

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です