NCGM_syoki2016
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医療とは何かということを体感・学習できると確信しています。当センターではレジデント・フェローとしてさらに一段階アップするための道も色々と準備しています。研究所では、細胞やマウスを使って病因や病態の解明に貢献できます。臨床研究センターでは、新薬の開発や治療法に関するエビデンスの創出に貢献できます。そして病院では、専門医に必要な知識と技術を習得し、必要な症例を経験することができます。また国際医療協力局では、海外における医療協力活動を経験することができます。すなわち、最先端の科学に裏打ちされた病因・病態に関する深い理解を持つphysician-scientistを目指す医師、臨床研究や開発医療の推進を目指す医師、各種の専門医を目指す医師、国際医療協力の実践を目指す医師には当センターは最適の研修施設であると信じています。このような国立国際医療研究センターで、充実した臨床研修の日々を皆さんと一緒に過ごしたいと思います。皆さんの当センターにおける研修プログラムへの参加を心より歓迎します。国立国際医療研究センターの沿革1868年(明治元年) 兵隊假病院(江戸城山下門内に設置)1879年(明治12年) 東京陸軍病院1929年(昭和4年) 陸軍東京第一衛戌病院(戸山地区へ移転)1936年(昭和11年) 東京陸軍第一病院1945年(昭和20年) 国立東京第一病院1974年(昭和49年) 国立病院医療センター1993年(平成5年) 国立国際医療センター(国立中野病院と統合)2008年(平成20年) 国立国際医療センター戸山病院(国立精神・神経センター国府台病院と統合)2010年(平成22年) 独立行政法人国立国際医療研究センター2015年(平成25年) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター平成26年度センター病院実績医師数469名診療科目数 43科目病床数781床1日平均入院患者数674人1日平均外来患者数1778人総手術件数(外来手術除く) 8570件救急車搬入数11284件分娩数467件剖検数56件剖検率14.8% 国立国際医療研究センターの理念センター病院の理念国立国際医療研究センターは、人間の尊厳に基づき、医療・研究・教育・国際協力の分野において、わが国と世界の人々の健康と福祉の増進に貢献します。・世界に誇れる最善の医療と研究・教育を目指します。・明日を担う優れた医療人の教育と育成に努めます。・医療・研究・教育・国際協力の成果を広く社会に発信します。・医療協力を通じて国際社会との架け橋になります。森鷗外(1862─1922)は陸軍軍医総監時代(1907─1916)に当院の院長であった。国立国際医療研究センター病院・国府台病院は、最善の総合医療を提供し、疾病の克服と健康の増進を通じて社会に貢献します。・診療と研究を統合し、患者の立場を尊重した医療を実践します。・高度で先駆的な専門分野の連携に基づく医療を提供します。・相互の信頼に支えられたチーム医療を推進します。・安全で効率的な医療を提供し、その成果を広く社会に発信します。・広い知識を有する良質な医療人の教育と育成に努めます。国立国際医療研究センターの組織センター病院東京都新宿区総病床数:781国府台病院千葉県市川市総病床数:522(精神:192)国立看護大学校国際医療協力局臨床研究センター研究所エイズ治療・研究開発センター国際感染症センター救急救命センター糖尿病研究センター肝炎免疫研究センター02

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