メニューにジャンプコンテンツにジャンプ

トップページ > 診療科・部門 > センター > 救命救急センター > 初期研修医募集

初期研修医募集

国立国際医療研究センター病院での初期臨床研修についてご説明します。救急科の研修はすべての初期臨床研修医にとって必須であり、他科のローテーションと同様に6週間の研修を行います(希望があれば延長可)。救急科プログラムを選択した初期臨床研修医は6週間の研修を3回、計18週間の救急科研修を行います。

初期臨床研修プログラムにおける救急科研修

初期臨床研修プログラムにおける救急科研修

救急科研修では「社会のニーズに対応して多種多様な救急患者の診療に携わる態度並びにpreventable death & disabilityを回避するのに必要な認知力と診療技術を習得する」ことを一般教育目標としています。

「救急患者の生命徴候を適確に把握し呼吸循環の安定化を行える」ならびに「一見軽症に見えて実は重篤である症例を見落とさない」知識、思考過程、技能、態度を身につけることを個別行動目標として設定しています。

上記目標を達成するための方略として、毎朝の問題解決型症例カンファレンス、文献的根拠や標準ガイドラインに基づくフィードバック、経験した症例に関連したスモールレクチャーなどのon the job trainingを行っています。

また抄読会や臨床研究発表にも力を注ぎ、研修医からは高く評価されています。

さらに、off the job trainingとして、当センター救急科では、世界標準に沿ったプログラム、例えば、ICLSやJATECに沿った診療をすべての医師に教えています。 独立行政法人国立国際医療研究センター病院で研修した医師であれば、世界中どこに行っても、目の前で医療を必要とする人がいた場合に、医師として恥ずかし くない初期診療ができる―、それが当センター救急科の教育目標です。

初期臨床研修 救急科プログラム“救急科診療ことはじめコース”

  • 初期臨床研修 救急科プログラム“救急科診療ことはじめコース”01

将来、臓器に特化しない総合的な救急科専門医を育成するためのプログラムです。他の専門医を目指す場合も、その前段階として幅広い臨床能力を形成するために、このコースを選択することが可能です。

コアカリキュラムに加えて救急科の外来診療並びに病棟管理のトレーニングを強化し、それに強く関連する診療科へのローテーションを付加してあるところにカリキュラムの特徴があります。様々な重症度の救急搬送患者の高度総合救急医療をめざし、それに対応する態度並びに適切な診療を行うことで、防ぎえる死亡や重篤な合併症を回避する知識・思考過程と技能を養います。

具体的には、上級医に引き継ぐまでの呼吸状態および循環動態の安定化に必要な能力と、命を脅かしかねない疾患の見落としを回避する能力の習得を主たる目標としています。そのために、ABCDEアプローチ(=生命に関わる 気道”airway”・呼吸”breathing”・循環”circulation”・意識状態”dysfunction of CNS”など生理学的兆候の安定化)を基にした診療を積極的にとりいれた教育・指導を実践しています。

これにより、研修期間の18週間で、外来での初期診療と病棟での患者管理や集中治療を経験することができます。

つまり、初期研修医の段階から「救急」を意識した研修に重点を置き、vital管理の重要性を知識と実践にて学びます。

また、初期研修医の目標のひとつとして、今述べたような初期診療プログラムを他の医師に指導できること、があげられます。このために当コースに採用された研修医は、1年目から救急科主催の院内蘇生コースに積極的に参加し、インストラクターとして積極的に活動します。初期研修終了時には、ICLSインストラクターの資格を取得できます。

当救急科は、臨床疫学研究にも非常に力を入れており、初期研修医の段階から、臨床疫学研究の基礎を学び、将来の学会発表・論文作成のためのトレーニングを行うことができることも特徴のひとつです。

初期研修修了後は、引き続き後期研修への道が開かれています。

(“救急科診療ことはじめコース”プログラム責任者:小林 憲太郎)

研修OB/OGの感想

当院初期臨床研修医OB/OGの声

obogの写真

ERでは救急搬送された患者さんのマネージメントをスタッフ管理下で研修医が行うことができることが魅力でした。毎朝の症例検討会は非常に教育的であり、スタッフの先生方に多くのことを教えてもらいました。大変楽しく勉強できた6週間のローテーション期間でした。

絶え間なくやってくる救急車を迎えるexicitingな夜が明けると、何事からも解放される素敵な1日が待っています。そんな救急科の生活がやみつきになりそうです。

アメリカのTV番組でERをみて以来、救急のDr.に憧れていました。自分もテキパキとドラマの様に働けたらいいな~と思いつつドキドキしながら初めて救急 部に来てみたら…。ここはドラマより刺激で不可解な世界が広がっていました。刻々と病態が変化する重症患者、外傷の患者、疾患よりもむしろ社会的背景の重 要性。たくさんの患者さんに触れて、色々なことを学べたと思います(JATEC、集中治療、sepsis管理etc)。1年目の2コース目で回ったのが もったいない位でした。すごく優しく教えて下さり嬉しかったです。本当にありがとうございました。救急科でまた研修したいと思います。これからも日本の救 急を担って頑張ってください!

救急では鑑別診断・初療から重症管理まで様々な事柄を学べて大変勉強になりました。また、救急科の先生方と仲良く研修できる素晴らしい環境だと思います。

救急科プログラムOB/OGの声

初日、右も左も分からず只々唾を飲む事しか出来なかった救急外来での朝からNCGM1日目は始まりました。研修を終えた今、沢山の先輩方やコメディカルの方々の協力あって、無事当院での初期研修を終える事が出来た事に心から感謝しています。大学時代、運動部での経験から、後輩への指導・教育には、教える者が習う者と同じ目線に立って、背中を押す、押される関係作りを創っていく事がとても大切だと感じていました。その中で、初期研修時代からNCGMに従事してらっしゃる指導医の先生方の多い当院では、まさに上記のような関係が「空気」として病院の中に存在し、この2年間で沢山の「安心」と「夢」を頂けたと考えています。 現在、救急科レジデントとして春からも当院で働ける事に夢と期待を膨らましています。これからも、多くの先輩方や仲間とともに救急科の一員として科、病院を盛り上げ、患者が安心と信頼を寄せられる救命救急センター創りに貢献できたらと思っております。 本ページをご覧になって下さった皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。

当センターの救急部は、症例数が豊富であり、その症例に対するフィードバックが毎朝のカンファレンスで行われることが非常に勉強になります。カンファレンスもほとんどが研修医向けの内容であり、教育に対する熱意が伝わってきました。その中で、救急科プログラム研修医に求められる知識は、やはり他の研修医とは違うことがいい刺激となりました。スタッフの雰囲気がとても良く、最高の環境で研修を行うことができました。 同じスタッフ、同じ処置室で、3次救急症例だけでなく、2次救急症例まで幅広く診療に携われることは、generalistとしての基礎を築くには、恵まれた環境と思います。

症例の数や種類の多さは半端ありません。それに加え、常に根拠を求められる教育的な環境下に研修医時代から接することで、マニュアルに頼らずに、論文やグローバル・スタンダードな教科書からの知識を大切にすることが当たり前のように鍛えられます。また、国際協力の現場に、アシスタントとしてですが、研修医のときから参加できる環境は他にはないと思います。

救急科はとても教育的な環境があり、医師としての最初の一歩を踏み出す環境としては最適です。多種多様な疾患と接し、スタッフの指導の下、研修医が中心となって診療を進めていきます。また、毎朝のカンファレンスでは前日の症例検討やその関連事項の講義を受けられ、効率よく知識を整理することができます。勤務がシフト制であることも救急科の特徴のひとつであり、offの時間は完全に自分の時間です。学問を追究するもよし、街に出て社会勉強するもよし、自由です。

救急外来での診察・治療やカンファレンスなどでは、常に自分の考えの根拠を求められます。「ICU book」などのグローバル・スタンダードな教科書を何度も読み返し、「JATEC」の外傷初期診療を来る日も来る日も実践する毎日でした。これらは医師としての土台を作る上で非常に重要な点だったと考えています。この2年間で学んだ経験は、これからの医師人生の礎であると確信しています。