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鼠経・腹壁ヘルニアセンター
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鼠経・腹壁ヘルニアセンター設立のご紹介

腹部のヘルニアは、その80%は鼠径ヘルニア、いわゆる脱腸ですが、それ以外にも、外科手術創部におこる腹壁瘢痕ヘルニア、人工肛門周囲に発症する傍ストマヘルニア、臍周囲が膨隆する臍ヘルニア、胃が横隔膜を越えて胸腔に脱出する食道裂孔ヘルニアなど様々な種類があります。

その頻度は、鼠径ヘルニアでみると、男性の4人に一人が生涯に罹患すると言われ、世界では1年間におよそ2,000万件の修復手術が施行されており、現時点でも非常に一般的な疾患ですが、今後高齢化社会が進むにつれ、病因に加齢変性的な側面もある鼠径ヘルニアや、術後の腹壁瘢痕ヘルニアの頻度も増加するものと考えられ、また様々な併存症をお持ちの患者さんが罹患するケースも更に増えて来ることが予想されます。

当センターは、付属の研究所も有し、高度に専門的な医療を提供する傍ら、ナショナルセンター*唯一の総合病院として、これまで年間100~150例、累計2,000件以上のヘルニア修復術を施行してきました。専門的な医療の経験を活かし、ヘルニアのようなcommon diseaseに対する治療にも安心・信頼頂ける医療を提供するために、鼠経・腹壁ヘルニアセンターを立ち上げることといたしました**。

当センターの特色といたしまして

  • 臓器別グループを跨いだ外科医によるメンバー構成により、鼠径部ヘルニアのみならず、腹壁瘢痕ヘルニアや臍ヘルニア、食道裂孔ヘルニア、傍ストマヘルニアなどすべてのタイプの鼠径部・腹壁ヘルニアに対応が可能です。
  • 腹腔鏡手術などの手術の選択肢や、麻酔方法なども、あらゆるアプローチが選択可能であり、患者さんひとりひとりの状態に即した手術を提案することができます。
  • ナショナルセンター唯一の総合病院であり、あらゆる診療科が設置されていて、重度の並存疾患を抱える患者さんにも対応可能です。
  • 鼠経ヘルニアや臍ヘルニアにおいては、土曜日に入院して手術を行い、一晩入院して翌日曜日に退院する1泊2日手術***など、患者さんの社会背景に即した治療の提供が可能です。
  • 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など多職種からなる入院支援センターが、患者さんひとりひとりのリスクの評価と安全性の担保を行うのみならず、安楽に周術期を過ごせるようにサポートを行います。
  • 国際医療協力局が併設されており、非日本語圏の患者さんの診療も可能です。

スタッフ一同、患者さんに安心頂ける医療を提供できるように尽力致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

*国立高度専門医療研究センター。NCGMの他に、国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センターの計6法人があります。
**腰椎椎間板ヘルニアに関しましては、整形外科を受診ください。
***原則個室での入院となります。