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2018年 Laos国における放射線・検査部門の技術支援事業

事業概要

 ラオス国の基幹病院であるセタチラート病院は、地域に貢献しなければならない役目を請け負っています。しかし、医療機器の老朽化や医療職の人材育成が課題となっています。そのため断続的な技術支援及び地域医療への貢献、ならびに地域の技術者を教育できる人材育成が必要であります。2017年に行った単年度事業では現地フォローによる期間が短かったため現場に即した研修に限界がありました。そのため、今年度は現場のフォロー期間を増やし人材育成を行います。

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    訪問したセタチラート病院

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    病院玄関

 

研修日程

 現地視察:2018年5月27日~2018年5月30日

現地視察

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    ラオス保健省局長および日本大使館職員、NCGM海外拠点担当者に今回の事業の説明を行いました。また、それぞれの担当者と情報交換を行うことで現在のラオスの保健情勢についての情報を収集することができました。

     

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    視察先責任者(放射線医師)および放射線技師と研修内容の協議を行いました。研修内容は撮影技術のさらなる向上、保守管理、被ばく管理、人材育成を行うための教科書の作成、デジタル装置導入を見据えた基礎知識の取得とし、本研修終了後には、技術者や研修生・実習生への教育を行う事が出来る内容で合意を得ました。また、セタチラート病院のみならず周辺地域へ波及させることを目標としました。

     

  • 昨年度に行った研修の追跡調査を行いました。昨年度の研修で習得した撮影技術を放射線科全体に伝達を行った成果が得られており、全体の撮影技術レベル向上が認められました。しかし、撮影を行う際の機器操作において撮影条件決定などの細かい点においてまだ知識不足でありました。日常点検においては管理簿を用いた管理の意味を「壊れたときのみ記載する」と間違えて認識していたため、チェックを怠っていました。この点については、意味を再確認し指導を行しました。また、機器のクリーニング手法についても一部、理解不足な点が見られたため現場で指導し理解を深めることができました。

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一般撮影担当 藤木