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診療のご案内

当院心臓血管外科の特徴

  • 24時間365日、大動脈解離、不安定狭心症、大動脈瘤破裂等、緊急手術を要する疾患に対応しています。
  • 成人心臓手術、大動脈手術、末梢血管手術全般、およびステントグラフト治療にも対応しています。
  • 胸骨切開をしない、低侵襲心臓手術(MICS)を積極的に行い、早期の退院、社会復帰をサポートします。
  • 複雑な形態の僧帽弁逆流に対しても、長期成績の優れた弁形成術を行っています。
  • 複雑症例、再手術症例、低心機能症例、高齢者や多臓器疾患合併のハイリスク症例も、対応いたします。
  • 循環器内科と連携をとり、手術だけにこだわらない患者さんにとってベストな治療を提供します。
  • ナショナルセンターの強みを生かし、心臓以外の病気を抱えた患者さんに対しても各科の協力を得て治療します。

胸骨を切らない低侵襲心臓手術(MICS)について

20170609.jpg僧帽弁膜症、三尖弁逆流、心房中隔欠損症に対しては、胸骨を切らないMICS手術を積極的に行っております。この手術は5-6cmの右小開胸で、僧帽弁膜症、三尖弁逆流、心房中隔欠損症の治療が可能です。傷の痛み軽減、最小限の輸血、また、術後1週間程度の早期の退院、社会復帰を実現します。狭い視野で行う技術を要する手術ですが、手術器具や技術の発展で、胸骨を切る従来の手術と同等のクオリティーと安全性が確保できると考えられています。また、MICSは、患者さんの体形や血管の性状により、向き不向きがありますので、適応には注意し無理のない安全な術式を選択いたします。

当科の主な対象疾患

  • 狭心症、心筋梗塞による合併症
  • 大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症
  • 僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症
  • 三尖弁閉鎖不全症、三尖弁狭窄症
  • 急性大動脈解離、慢性大動脈解離、解離性大動脈瘤
  • 胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤
  • 感染性心内膜炎、弁置換術後の人工弁不全、弁形成後の逆流再発や狭窄症
  • 心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、その他の先天性心疾患
  • 閉塞性肥大型心筋症、心房細動、心臓腫瘍、心臓内血栓、肺動脈塞栓症
  • 末梢動脈瘤、動脈閉塞、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤
  • 血液透析用シャント造設、シャントトラブル

標準手術だけでなく、複雑な心臓手術、ご高齢の方や石灰化病変の心臓手術、以前に心臓手術を受けられた方の再手術や心臓以外の併存疾患を有する患者さんなどハイリスク症例も積極的に対応しおります。また、大動脈疾患に対しては、低侵襲なステントグラフト治療も積極的に行っており、個々の患者さんの状態に応じた最適な治療法をお薦めしています。

また、リンクをクリックしていただくと、当科医師が作成した解説パンフレットをご覧いただけます。