がん治療において、安全かつ正確な放射線治療を提供することが、放射線治療科の役割です。放射線治療は、体内のがん細胞に体外から放射線を照射することにより、がん細胞の遺伝子に傷をつけがんを死滅させる治療法です。当治療は、多種多様ながん腫の治療に適用できることが特徴で、他の診療科と連携して治療を行います。

放射線治療専門医により、治療に関して説明し治療計画が立案され、専門的な知識・技術をもつ診療放射線技師により日々の治療（照射）が実施します。治療の期間中は、看護師が放射線治療を受ける患者さんやご家族のお話を伺い、看護の観点からサポートします。ご案内や諸手続き等のご説明は、事務担当者が対応しますので、何かあれば気軽にご相談ください。

これらの専門スタッフが一丸（チーム）となり、放射線治療を提供しています。

当科は、日本放射線腫瘍学会の認定施設です。

以下の専門スタッフで構成されます。
・医師（日本医学放射線学会放射線治療専門医）
・診療放射線技師
（放射線治療専門放射線技師、医学物理士、
　放射線治療品質管理士）
・看護師
・受付事務員
これらの専門スタッフが一丸（チーム）となり、日々の放射線治療業務に従事しています。
また、都内では希少な15MV-X線（高いエネルギーのX線）が出力でき、
高精度放射線治療の実施が可能な医用リニアック（治療装置）を有しています。
これにより、体の奥底のがん病巣に対する放射線の集中性を得ることができ、
前立腺IMRTなどは得意とする治療方法です。

＊患者さんのご紹介につきましては、医療連携室の地域医療連携受付03-3202-8066 からも
　お問い合わせをお受けしております。