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メチオニンPET/CT検査

メチオニンPET/CT検査について

脳腫瘍では、メチオニンPET/CTが役に立ちます

 FDGは脳腫瘍でも有用ですが、FDGで脳腫瘍を診断するには限界があります。脳は糖代謝が盛んであるため、脳に高いFDG集積が認められます。このため、FDG-PET検査では脳腫瘍の診断が難しいことがあります。また、脳よりも低い集積を示すことも多く、判別は困難な場合があります。(図1)。

 一方、メチオニンは正常の脳への集積がそれほど高くはなく、脳腫瘍の診断に適しています。FDGではまわりの正常の脳と区別がつきにくい脳腫瘍でも明確に摘出されます。

 脳腫瘍でのメチオニンは主に次の2つの目的で使われます。 

  1. 脳腫瘍の広がりを確認する。
  2. 放射性壊死と脳腫瘍の再発との鑑別

脳腫瘍の患者様のFDGーPETとメチオニンPET (図1)

  FDG-PET(左)では、正常の脳組織に高い集積があるために、腫瘍がはっきりしません。メチオニンPET(右)では、正常の脳組織への集積が低く、腫瘍へのメチオニン集積が赤く明瞭に抽出されています。腫瘍が小さい場合や再発診断にメチオニンPETは有用です。以下の例では、手術後の病理診断ではやや悪性の星状膠細胞腫グレード3と判明しました。

 上から、PET、CT、PETーCT融合像 脳腫瘍の患者様のFDGーPETとメチオニンPET (図1)

放射性壊死と脳腫瘍の再発を区別するのに役立ちます

 ガンマナイフやサイバーナイフなど局所的に放射線を当てる技術が進歩してきました。脳腫瘍への放射線治療を行いますと、脳組織が壊死に陥る放射性壊死と呼ばれる状態になることがあります。放射性壊死と脳腫瘍の再発はMRIやCTでは区別が難しい場合が少なくありません。放射性壊死と脳腫瘍再発では治療方針が全く異なります。メチオニンPETは、FDG PETよりも放射性壊死と脳腫瘍再発をよく区別することができます。今までに発表されたメチオニンPETにて放射性壊死と脳腫瘍再発を区別したという9つの文献を調べてみたところ、感度86.4%、特異度81.1%、正診率84.3%と、8割を超える好成績でした。

骨髄腫などの腫瘍にも役立ちます。

 メチオニンPETは、アミノ酸代謝を見る検査です。脳腫瘍の他にも悪性腫瘍に集積します。骨髄腫では、タンパク質を多く合成していることから、メチオニンが多く集積します。FDG PETでは検出できなかった病変をメチオニンPETで検出できることがわかり、血液内科と臨床研究を行っています。

メチオニンPET/CT検査の注

1. 検査前の食事について 検査前日の夕食は普段通りお召し上がりください。検査5~6時間前から絶食してください。 検査時間が午前の場合:検査当日 の朝食は召し上がらないでください。 検査時間が午後の場合:検査6時間前までに軽く(通常量の半分)お済ませください。

2. 検査前の飲水について 水やお茶などはご自由にお取りください。 ジュースやスポーツドリンクなどの糖分・アミノ酸を含む飲み物は禁止です。

3. 検査前日及び当日の激しい労働や運動は控えてください。筋肉の代謝が盛んになり、紛らわしい画像になる可能性があります。歩いたり、階段を上ったりの日常生活上の活動は問題ありません。

4. 妊娠の可能性がある場合は検査が出来ません。母乳をあげている方もご相談ください。

5. 心臓病や高血圧等の内服薬は通常通り内服してください。

6. くれぐれも検査予定時刻に遅れないように検査室においでください。都合が悪くなった場合、早めにご連絡ください。

メチオニンPET検査の費用について

 メチオニンPETは保険適用検査ではありません。当院では、学会等の成熟技術に認定された検査であるところから、自由診療として55,000円(税抜) (税込では59,400円です。初診料その他は加算しません。)でご紹介による検査を実施しております。
 

PET検査をうけてみたいと思うのですが、どうすればいいでしょう?

 主治医に希望を伝え、主治医から検査予約いただき、診療情報提供書(紹介状)を持参の上、受診してください。頭部の場合はMRIを参考にしますので、主治医にご相談の上MRIのCD/DVDもお持ちくだい。

主治医の方へ

患者さんの紹介方法をご覧ください。

メチオニンPETの検査説明書兼予約票(PDF:241 KB)

MRIのCD/DVDも忘れずに患者さんにお渡しください。

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