メニューにジャンプコンテンツにジャンプ

トップページ > 診療科・部門 > 診療科(内科系) > 放射線核医学科 > 核医学検査 > シンチ > 甲状腺シンチ

甲状腺シンチ

甲状腺シンチ(123I/99mTcO4-

甲状腺はのどの下の部分にある小さな臓器ですが、甲状腺ホルモンという大事なホルモンを作っています。甲状腺ホルモンには、海藻などに含まれているヨウ素が大量に含まれており、ヨードを服用すると甲状腺に集まります。これを利用して、放射性ヨードのカプセルを飲み、一定時間の後、甲状腺にどのくらい放射能が集まったかを調べると、甲状腺の機能がわかります。放射性ヨードを使った甲状腺の検査では、食べ物や薬の影響を除くために、1週間程度のヨード制限が必要になります。CTなどのヨード造影剤も禁止です。

テクネシウムも、ヨードと同じように甲状腺に取り込まれ、甲状腺の機能を反映します。しかし甲状腺ホルモンには組み込まれず、ゆっくりと排泄されます。この検査にはヨード制限は必要ないという利点があります。テクネシウム(99mTcO4-という放射性薬剤を静脈注射し、20分後から撮影します。

血液中の甲状腺ホルモンの値が高くなり、胸がどきどきしたり、疲れやすくなったりする症状が出ることがあります。これには、甲状腺ホルモンがたくさん作られている場合と、甲状腺が壊れて貯蔵されているホルモンが大量に血液中に放出された場合があります。これを区別するために、甲状腺シンチが使われます。(図参照)

甲状腺シンチグラフィー:99mTcO4- バセドウ病

 甲状腺シンチグラフィー:99mTcO- バセドウ病

甲状腺機能亢進症があり、バセドウ病と破壊性甲状腺炎の鑑別のために検査が施行されました。甲状腺摂取率=29.7%と異常高値であり、甲状腺の腫大もあきらかで、バセドウ病と診断されました。

甲状腺シンチグラフィー(99mTcによる)

 甲状腺シンチグラフィー(99mTcによる)

どちらも、甲状腺ホルモンが過剰な状態ですが、甲状腺シンチは全く異なる所見です。本検査で、紛らわしい疾患を的確に診断することができます。

(参考)正常画像