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白内障とは
-症状や治療方法について-

白内障とは

さまざまな原因で水晶体が濁る病気です。水晶体が濁ることによって光の通りが悪くなり、物がかすんでみえるなどの症状が現れます。

眼球の垂直断面図

白内障の症状

白内障を発症すると、物がかすんで二重にみえる、まぶしくみえるなどの症状が現れます。進行すると水晶体全体が濁っていき、失明することもあります。

白内障を診断するための検査

主に視力検査と細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査を行います。その他、屈折検査、眼底検査、角膜内皮細胞検査などを行うこともあります。

通常、白内障の検査は、痛みなどの身体的負担を伴わない非接触型の検査です。しかし、白内障の原因として緑内障を発症していることが疑われる場合は、正確な眼圧を測定するため麻酔を使用した目に直接触れながらの眼圧測定を行うことがあります。

※細隙灯顕微鏡検査:細隙灯という拡大鏡を使いながら目に光をあてる検査。白内障の有無や進行度を調べる。

白内障の治療方法

初期における治療方法は、病気の進行を遅らせることを目的とした薬物治療です。一方、

薬物治療によって白内障の進行を遅らせることが難しいと判断された患者さんや、日常生活に支障がでるほど白内障が進行している患者さんに対しては、手術を実施します。

白内障手術の合併症

白内障手術の合併症のなかで、術後早期に現れる可能性のあるものとして、角膜浮腫や虹彩炎、眼圧上昇などが挙げられます。

また、術後1年から2年程度経過すると、眼内レンズの後側にある後嚢が濁ってくる後発白内障を発症することがあります。後発白内障は、後嚢をレーザーで切る治療で改善します。

術後は目を清潔に保つため、汚れた手で目をこすらないようにしてください。また、術後に何らかの違和感がある場合には、速やかに受診しましょう。

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