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副腎偶発腫瘍

人間ドックや他の病気を調べている過程の画像検査で偶然に発見された副腎腫瘍のことを指します。良性の場合と悪性の場合、副腎ホルモンを異常に産生する場合と産生しない場合があります。約半数は非機能性副腎皮質腺腫で、良性かつホルモン異常を伴わない腫瘍です。他には以下の疾患と診断される場合があります。

  • クッシング症候群・サブクリニカルクッシング症候群
  • 原発性アルドステロン症
  • 褐色細胞腫
  • 副腎皮質がん
  • 転移性副腎腫瘍
  • 悪性リンパ腫
  • 嚢胞、血種 など

副腎偶発腫瘍の検査

副腎ホルモンの異常の有無や異常の程度を評価するため、副腎皮質、副腎髄質で作られるホルモンを血液・尿で測定します。正確な診断のため、入院して24時間の蓄尿検査やホルモン負荷試験を行う場合があります。また、腫瘍の内部の状態や広がりなどを評価するため、造影CT検査、必要に応じてMRI検査、シンチグラフィなどを行い、ホルモン検査の結果とあわせて総合的に判断します。悪性リンパ腫など特定の疾患が疑われた場合は、生検による病理診断を行うことがあります。

副腎偶発腫瘍の治療

診断結果に応じて経過観察、手術、薬物療法などの方針を検討します。

内分泌・副腎腫瘍センター(国立国際医療研究センター病院)の診療

国立国際医療研究センター病院の内分泌・副腎腫瘍センターでは、内分泌内科、泌尿器科、麻酔科、放射線診断科など各分野の専門家が連携し、最適な医療を提供します。副腎偶発腫瘍の診療でお困りの症例がございましたら、窓口の「内分泌内科 紹介外来」までお気軽にご相談ください。

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