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骨塩定量検査

骨密度検査とは

方針イメージ骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類の量を測定する検査です。このミネラル成分が不足してくると骨がもろくなり、骨折しやすくなります。骨密度検査は、粗鬆症や代謝性骨疾患の診断に役立ちます。骨密度を数値化することで骨量の減少を早期に発見し、骨粗鬆症の適切な予防や治療を行うことが可能になります。

当院の装置

骨密度検査HOOGIC社製のQDR4500Wを導入しています。骨密度を検査す方針イメージる方法はいくつかありますが、当院では微量なX線を用いたDXA法(デキサ法)にて骨密度検査をおこなっています。DXA法は他の方法と比べ非常に測定精度が高いのが特徴です。測定に用いるX線はきわめて少ない量ですので、気軽に検査を受けていただくことが可能です。

主な検査部位

主に腰椎や大腿骨頚部の検査を行います。腰椎、大腿骨頚部は骨粗鬆症による骨折が生じやすい部位であり、その当該部位を測定することで直接的に骨の状態を評価することができます。

腰椎

脊椎は骨量が低下すると明らかな転倒などがなくても徐々に圧迫骨折がおこりやすくなります。腰椎には骨代謝が活発で骨の変化が現れやすい「海面骨」豊富に含まれているため、他の骨と比べて骨の変化を捉えやすくなります。現在、腰椎のDXA法が骨密度測定の標準となっています。検査台に仰向けに寝ていただき、腰の生理的な屈曲を補正するために、膝を少し曲げていただき検査を行います。

腰椎1 腰椎2

大腿骨

大腿部では転倒で骨折しやすい部位です。特に、高齢者では起立不能から寝たきりになることも多いので注意が必要です。検査台に仰向けに寝ていただき、測定する側の足を少し内股にするために専用の固定具で足先を軽く固定させていただきます。

大腿骨1 大腿骨2

検査手順と注意事項

方針イメージ2

  • 定部位に衣服の金具・ボタン・シップ等がある場合は外していただきます。
  • 査台に仰向けに寝ていただきます。測定中は息を止める必要はありませんが、体を動かさないようにお願いします。
  • 検査時間は測定部位によりますが15分程です。

検査結果について

以下のような結果をお渡しします。
測定値は、年齢別の平均値とともに表示されるため、とても分かりやすくなっています。また、過去に検査した結果と比較して骨密度の変化も見られます。骨密度検査によりご自身の骨の状態を把握していただき、骨折などから身を守るために生活習慣や食事を変えていくことが大切です。

検査結果