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薬剤部長挨拶

薬剤部長 桒原 健 (Takeshi KUWAHARA, Ph.D.)

kuwabara.png所属
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院

役職
薬剤部長 

経歴

昭和56年3月 北陸大学薬学部卒業
昭和56年4月 国立療養所南京都病院
昭和56年10月 国立京都病院
昭和58年6月 厚生省薬務局安全課 医薬品副作用情報室
  (現:医薬安全局 安全対策課)
昭和60年10月 厚生省生活衛生局 食品化学課
昭和62年4月 国立京都病院 試験検査主任
平成7年4月 国立大阪病院 製剤主任
平成15年4月 独立行政法人国立病院機構宇多野病院 副薬剤科長
平成17年4月 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター 副薬剤科長
平成20年4月 独立行政法人国立病院機構南京都病院 薬剤科長
平成24年4月 独立行政法人国立循環器病研究センター 薬剤部長
(平成27年4月 独立行政法人から国立研究開発法人に名称変更)
平成25年4月 近畿大学薬学部循環器薬物療法学講座 客員教授
平成28年4月 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 薬剤部長

薬剤部

当センター病院は、総合的な病院診療部門に加え、国際感染症センター、エイズ治療・研究開発センター、救命救急センター、人間ドックセンターを有しています。また、センターは、研究所、臨床研究センター、国際医療協力局、メディカルゲノムセンター、国府台病院、国立看護大学校が併設されている国立高度専門医療研究センター(略称:ナショナルセンター、NC)です。これら病院の特色を生かし薬剤部は、感染症に強い薬剤師がチーム医療を通して高度で先駆的な薬物療法に貢献し、情報発信と臨床研究の推進を行い、さらに病院のミッションである国際貢献・国際支援を行うこと、そして、感染症に強い薬剤師の育成を基本方針としています。 

具体的な業務内容は以下のとおりです。

  1. 病院における感染症対策の要として
    病院内の感染制御に積極的に関与するとともに、TDMを行うなど、抗菌薬の適正使用についても積極的に関わっています。
  2. 薬剤師の病棟配置・薬剤管理指導業務の推進
    医師等の業務負担等を軽減するため、全病棟に薬剤師を配置し、また医薬品適正使用の観点から、患者さんに対する服薬指導を積極的に実施しています。
  3. 医薬品情報の充実
    薬剤部内に医薬品情報管理室を設置し、院内・院外からの問い合わせに常時対応しています。また、医薬品情報管理室はイントラネット上にホームページを開設し、最新の情報を院内の医療従事者等に提供しています。
  4. チーム医療への参画
    薬剤師がNST、ICT、がん化学療法、緩和ケアチーム、HIV対策、褥瘡対策、糖尿病教室及び生活習慣病教室等へ各分野の専門・認定薬剤師等が積極的に参画しています。
  5. HIV感染症患者さんに対する服薬指導
    HIV感染症患者さんに対する抗HIV療法の効果を最大限にするため、入院・外来で服薬指導を実施するなど、アドヒアランスの向上に努めています。
  6. 抗がん剤のミキシング業務の推進
    医療安全の観点から、化学療法におけるレジメン管理・レジメンチェックと抗がん剤調製を実施しています。
  7. 医療安全へのさらなる貢献
    国立国際医療研究センターの医療は年々専門的かつ高度化されています。薬剤師を医療安全室に配置するなど、特定機能病院として薬剤師が院内の医薬品の安全性を確保し、医療安全対策に深く関与することで、安心・安全な医療が受けられるよう努力しています。
  8. 臨床研究・治験の推進
    国立研究開発法人の一員として、世界トップ水準の臨床試験を実施し、さらには、治験の国際化に向け国際共同治験や、難度の高い医師主導治験を推進しています。
  9. 国際貢献・国際支援活動
    薬剤部ではアジアをはじめとする諸外国への薬剤業務の支援活動を行っています。具体的には、国際協力局の推進事業に参加し、ベトナム、タイ等の薬剤師の研修を受け入れ、薬剤部の国際医療水準の向上に寄与しています。
  10. 薬剤師レジデント制の実施
    平成22年度より感染症に強い薬剤師の育成を目指し、薬剤師レジデント制度(2年間)を実施し、より専門的な臨床能力を持った薬剤師の育成に努めています。
  11. 専門薬剤師、薬学部学生の育成
    薬剤部のHIV感染症専門薬剤師が中心となり、日本病院薬剤師会が認定する研修施設として、HIV感染症認定・専門薬剤師育成のための研修を実施し、エイズ治療・研究開発センター(ACC)が実施する研修会の講師を務めるなど、幅広く活躍しています。また、薬学部長期実務実習生も積極的に受け入れています。