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がん総合診療センター
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がん総合診療センターご紹介

がん総合診療センターは、既存の腫瘍を診療する科を統合する形で2019年5月に発足しました。がんの専門医を中心に関連各科と連携し、薬物療法のみならず、放射線治療に対応する放射線治療科、さまざまな合併症に対応するがん総合内科、がんと診断された後の健康と生活を支えるがんサバイバーシップ支援科、痛みなどのつらい症状を専門的に緩和する緩和ケア科等を擁します。

当院は国の指定するがん診療連携拠点病院の中で唯一の国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター)です。がんの専門医だけではなく、すべての診療科に専門医を有する総合病院の特長を活かし、心臓、腎臓、肝臓などの機能低下、精神・神経疾患、感染症など多様な併存疾患をもつがん患者さんの治療にも対応しております。治療前の臓器機能を中心とした病状を適切に評価し、治療薬の特性に応じた薬物動態等を推測することで、個々の患者さんに即した治療を提供します。

最近はがん治療に分子標的治療薬が汎用されるようになってきました。その副作用として、従来の抗がん剤で起こる吐き気、下痢、白血球減少などだけではなく、血栓・塞栓症、高血糖、間質性肺炎、腸炎、肝機能障害、自己免疫性疾患類似の病態など様々なものがみられるようになってきました。安全に抗がん剤治療を実施し、最大の効果を得るためには、がん治療認定医、がん薬物療法専門医、緩和医療専門医、がん化学療法認定看護師、がん専門薬剤師等に加えて、多様な副作用への最適な対処ができる各診療科の専門医の知識と経験が必要です。当院では、それらのすべてを兼ね備えており、患者さん一人一人に最適な治療と管理を提案することができます。

ほかの病院でがんの治療を受けている方であっても、現在の治療が最適なものかどうか(手術はできないのか、この薬物治療でよいのか、他の治療選択肢はないのか、など何でも構いません)、セカンドオピニオンを聞くために当院を受診していただくこともできます。もちろん当院での治療を希望される場合には、対応させて頂きます。当院は、国内の患者さんだけではなく、海外からの患者さんに対しても対応することが可能です 。標準的な治療がこれ以上ないという診断をされた患者さんに対しても、既存薬の使い方の変更やゲノム診断により効果があると考えられる治療薬(保険適用外)の紹介、最適な緩和治療等により、新たな治療法を提案することもできます。

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