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2015年度ネパール派遣報告(2)

国立国際医療研究センターリハビリテーション科は、2015年度より、
JIMTEF(公益財団法人 国際医療技術財団)が実施する、
JICA草の根技術協力事業

ネパール・カトマンズ盆地における呼吸器疾患患者の早期社会復帰支援に向けての
取り組み ― 呼吸リハビリテーションの普及 ―

に協力しています。事業の概要は、下記のJICAのホームページをご参照ください。

http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/partner/nep_18.html

当科のスタッフが、その第二次派遣に参加したので報告記をまとめました。
事業全体の報告書については、JIMTEFのサイト等での報告等をお待ちください。

ネパール・カトマンズ盆地における呼吸器疾患患者の早期社会復帰支援に向けての取り組み
―呼吸リハビリテーションの普及―第三次派遣参加報告記

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院
リハビリテーション科 理学療法士 山下祥平

1 派遣期間

2016年2月6日~2月14日

2 主な活動

  • (活動3-1)女性保健ボランティアを対象にした研修を行う。

  • (活動3-2)地域住民を対象にした啓発セミナーを行う。

  • (その他)今年度実施した研修及びラジオ啓発の評価、今後の患者家族教育、女性保健ボランティア研修及び住民教育の展開について協議する。

3 ネパールの状況

乾期のため、電力不足には変わりありませんが、2月5日にネパール-インドとの国境封鎖も解消されガソリン不足も徐々に改善してきています。ガソリン待ちの列もかなり解消されてきていました。これで震災復興も進んでくれればと思います。また、日本ではほとんど報道されていませんが、2月5日にネパールで大きな地震があったようです。建物の倒壊はなかったようですが、逃げる際に負傷した方が70名ほどいたようです。

4 活動報告

2月7日

SOLIDネパールと本プロジェクトの進行状況等の確認を実施しました(写真1)。その後、NEPTA(ネパールPT協会)会長さんとネパールで活動されている日本人PTの方を交えて意見交換会をしました(写真2)。

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    写真1

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    写真2

Nagadeshのヘルスポストにて女性保健ボランティア(FCHV)向けの講習を行いました。研修では終始笑い声があり、和やかな雰囲気で行うことができました。またFCHVからも質問が多くあり意欲的な面も見受けられました。

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    写真3

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    写真4

9日にはJICAネパール事務所に活動報告をしました(写真5)。現地スタッフと作った教材の完成度に驚いていただけました。また今後の活動に対する引き続きのご支援をお願いしました。

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    写真5

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2月10,11日

Bodeでの研修では、今回作成した教材を使用し現地スタッフに講師をしていただき、日本チームがスーパーバイザーとして参加する形式をとっています。研修終了後には彼らに講義内容に関してフィードバックをいたしました。日本でも同じですが、普段病院勤務しているスタッフが住民・地域レベルに教えることの難しさを改めて感じました(写真6・7)。

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    写真6

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    写真7

研修後、患者宅へ訪問等して普段の生活等を見ることができました(写真8・9・10)。

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    写真8

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    写真9


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    写真10

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2月12日

バクタプール郡の住民の方々を対象に啓発セミナーを実施しました。日本とは違い、識字ができない方も多くいらしたため、難しさはありましたがなるべく簡潔に研修を心がけました。会場は、国立結核センターで行いました。このセンターは、日本が建てた建物です。

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    写真11

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    写真12

2月13日

二次派遣と同様にラジオ収録を行いました。ラジオを通して、地域住民の方々にCOPDという病気を知っていただく機会になっていただければ幸いです(写真13)。

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    写真13

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5 結語

三次派遣で遂に地域での研修を実施することができました。そして本プロジェクトも1年目の活動を無事終えることとなりました。私自身、病院での勤務のため、地域住民や地域で働いている方々と関わる機会はわずかです。そのため日本でなかなかできない経験をさせていただいていることに感謝しています。

2年目・3年目とさらにネパールに呼吸リハビリテーションが根付くよう、頑張りたいと思っています。